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ダーマペンとは?有効な症状やメカニズム、メリット・デメリットを解説します!

ダーマペンとは?有効な症状やメカニズム、メリット・デメリットを解説します!

 

美容施術に興味のある方は、ダーマペンについて聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。今回はダーマペンの仕組みや特徴、メリット・デメリットや実際に施術を受ける際の流れについて解説していきます。

 

 

ダーマペンとは?

 

「ダーマ」は皮膚を意味する英単語が由来です。ダーマペンはその名から想像できるように、皮膚に当てていくペン型の機械です。これを使って髪の毛よりも小さい穴を多数開け、傷が治る過程で分泌されるコラーゲン産生を促す治療です。

 

肌の状態や目的に合わせて針の長さを調節することで、ニキビ跡や小ジワ、毛穴の開き、肌質改善(ニキビ肌、ごわつき肌、くすみ肌等の改善)など幅広い効果が期待できます。

 

現在多くクリニックで用いられているものはダーマペン4という機械です。10年前に初代が発売されたのですが、その後改良を重ねて4世代目の機械となっています。

ダーマペン4の特徴は下記の通りです。

 

ダーマペン4の特徴

 

・FDA承認

・1秒間に1,920個の穴をあけられる

・振動数120回/秒

・針の数が多く、細い

 

ダーマペン4はFDAからの承認を得た機械です。FDAとはアメリカの機関で、日本でいうと厚生労働省のような役割を担っている機関です。

また針の数が16個と多く小さくなっており、1秒間に開けられる穴の数も1,920個と従来の機種よりも増加しています。このように小さな針が多数ついていることによって、痛みが少なく、かつ短い時間で施術を終了することが可能というメリットがあります。

 

ではダーマペンはどのようなメカニズムで効果を発揮し、またどのような特徴があるのでしょうか?

次はこの点について解説していきます。

 

 

ダーマペンのメカニズムと特徴

 

ダーマペンのメカニズムと深く関わってくるのが、コラーゲンやエラスチンといった成分です。これらの成分は皮膚のやや深い部位である真皮に存在します(皮膚は角層・表皮・真皮の3層に大きく分けられます)。真皮にあるコラーゲンやエラスチンによって、肌の潤いを保つ作用があります。しかし加齢・老化に伴ってこれらを分泌する線維芽細胞の生成が減少することで、皮膚のたるみ・しわ・毛穴などが生じてしまいます。

ダーマペンは皮膚の表皮〜真皮にかけてダメージを与えることで、皮膚が傷を修復しようと分泌するコラーゲンやエラスチンの効果を得ようという施術です。これによってコラーゲン等の減少が原因となる皮膚のたるみ・しわ・毛穴などの改善効果が期待できるというわけです。

またニキビやニキビ跡(とくに凹んでしまったタイプ)の治療効果も期待できます。

施術後から数日~1週間程度は赤みやヒリつき、内出血等が起こる可能性があります。このような症状がおさまるまでは、飲酒や入浴、激しい運動は控えるようにしてください。

 

 

ダウンタイムがある

 

ダウンタイムとは、施術を受けてから一時的に皮膚の状態が悪化(赤みやかゆみ・腫れなど)し、それが改善するまでに必要な時間のことです。効果を実感するまでの一時的なものですが、皮膚が再生するのに必要な時間ですのでゼロにすることはできません。

ダーマペンのダウンタイムは針を刺す深さによっても変わりますが、おおよそ2〜3日程度が一般的です。

 

単体だけでなく薬剤との組み合わせ施術も

 

ダーマペンは単体でも効果がある施術ですが、薬剤を組み合わせることができこれによってさらに高い効果を期待することができます。

組み合わせることのできる薬剤については、また後ほど詳しく説明しますね。

 

その他施術との違い

 

ダーマペン以外に、皮膚の深部にダメージを与え再生させる治療としてはレーザー治療であるCO2フラクショナルが代表的です。こちらの治療はレーザーによる熱を加えるため、ダーマペンと比較してダウンタイムが長くなりやすい(おおよそ1週間程度)施術です。

 

ダーマペンの特徴については一通り説明してきました。

次は気になるダーマペンのメリットや知っておきたいデメリットについて解説します。

 

ダーマペンのメリット

 

ダウンタイムはあるが効果を実感しやすい

 

ダーマペンはダウンタイムが2〜3日程度ありますが(個人差はあります)、その分効果の高さも期待できると言えます。

ダーマペンは「効果が比較的高く、その一方でダウンタイムが長過ぎない施術である」と言うことができるでしょう。

 

メイクは翌日からできる

 

ダーマペンの施術では皮膚に細かな穴を開けて炎症が起こっているため、施術当日はメイクを控える必要があります。

しかし肌の調子が良ければ、翌日から化粧を再開しても問題ありません。

 

肌の状態に合わせて薬剤を選ぶことができる

 

ダーマペンは薬剤を組み合わせることのできる治療です。ダーマペンで皮膚に小さな穴をあけるわけですが、この際薬液を塗布することで薬液が浸透し、様々な効果を発揮することができます。

当院では、一般的にハイラアクティブという薬剤を用いています。これはヒアルロン酸・亜鉛・パントテン酸(水溶性ビタミン)を含んでおり、肌のざらつき・くすみを改善しキメの整った肌に導く効果が期待できます。

 

その他にMPFリジュビネーティングキット(ヒト線維芽細胞成長因子)を用いるオプションがあります。この薬剤は成長因子・ビタミン・ミネラルなどの薬剤を含んでおり、とくに肌の再生を促す力が強いためふっくらとした若々しいハリのある肌へ導く効果が期待できます。

 

また、マッサージピール(PRX-T33)を使用することもあります。これはヴェルベットスキンと呼ばれ、こちらのほうが聞き覚えがあるという方も多いかと思います。この薬剤にはTCA(トリクロロ酢酸)や過酸化水素、コウジ酸が含まれます。TCAは線維芽細胞に働きかけコラーゲンの生成を促す作用があり、過酸化水素はこの作用をサポートします。コウジ酸はシミ・くすみの原因となるメラニンの生成を抑える作用があります。これらの成分が複合的に作用することで、毛穴引き締めや美白効果が期待できます。

 

ダーマペンのデメリット

 

継続した通院が必要

 

ダーマペンは1回の施術で効果を感じるかたもいらっしゃいますが、基本的に効果を実感するまでには複数回の施術が必要となることが多いです(とくにニキビ跡の治療などでは時間がかかります)。

施術と施術の間は一般的に4〜6週間ほど間隔を空けることが多いため、すぐに施術効果を得たいと考えている方にとってはデメリットとなりえます。

 

部位によっては出血することがある

 

ダーマペンは皮膚に細かな穴を多数あける施術のため、針を刺す深さや部位によっては出血することがあります。

この点と関連して、出血しやすくなるような病気(血友病や特発性血小板減少性紫斑病)や内服薬利用(アスピリンやワーファリンなど抗血小板薬・抗凝固薬と呼ばれる薬)があると施術を受けられない場合があります。

 

肝斑が悪化する可能性がある

 

女性の”シミ”の中でもよくあるものとして、肝斑があります。これは30代以降の女性でよく見られ、両頬(目のした)の部分で左右対称にみられるシミです。このタイプのシミは刺激に敏感で、紫外線や摩擦などで悪化してしまうことが知られています。

ダーマペンによる刺激も肝斑悪化の原因となる場合がありますので、事前のカウンセリングにおいて肌の状態をしっかりと確認させていただきます。

 

ダーマペンのメリット/デメリットについて解説してきました。

続いて、ダーマペンの施術を実際に受けるまでの流れやアフターケアについて説明していきます。

 

 

ダーマペン施術の流れ

 

カウンセリング予約

ダーマペンの施術は事前にカウンセリング・診察の予約が必要となります。

予約は電話やインターネットの予約フォームから承っております。

 

カウンセリングおよび医師による診察

ご来院いただいた際に、専門のカウンセラーがカウンセリングを行い、現在の皮膚の悩みや、治したいと思っているポイントなどについてお話を伺います。お悩みの内容によっては、別の施術を提案させていただく場合もあります。

カウンセリングの時点で契約をしなければならないということは決してありませんので、この点はご安心ください。

 

また、医師による診察や問診を行い、ダーマペン施術を行っても問題がない状態であるかどうかの判断などを行います。

 

施術

施術時は、まず痛みを和らげるための麻酔クリームを塗布します。塗布後麻酔が効くのを待ってから、実際の施術にうつります。施術時間は施術箇所の面積にもよりますが、おおよそ20〜30分程度で完了します。

 

アフターケアの説明

ダーマペン4の施術当日は、スキンケア・日焼け止め・洗顔ができません。

また、血流がよくなると肌の赤みが目立ちやすくなるため、当日は湯船に浸かることは控えてシャワーのみの入浴でお願いします。アルコールや激しい運動も避けることが望ましいです。

施術翌日はスキンケア(特に保湿)を十分に行い、外出する際は日焼け止めを塗るなどの紫外線対策を行ってください。お顔の赤みが引くまでは、お肌に刺激を与えないようにご注意ください。

 

 

ダーマペンについてよくある質問

痛み

ダーマペンの施術は皮膚に穴をあける施術ということで、痛みが気になる方もいらっしゃるでしょう。施術前に麻酔クリームを塗布してから行っておりますのでご安心ください。

 

ダーマペンは肌の表面に穴をあけるという施術のため傷跡について心配される方もいらっしゃるようです。しかし、ダーマペン4であける穴は0.2mmと非常に小さいため、施術時に開けた穴が傷跡として残るということはほとんどありません。

 

回数

ダーマペンの施術効果を得るためには、どれくらいの施術回数が必要なのか気になっている方も多いでしょう。

美肌効果を期待して施術を受ける場合は1回でも効果を実感いただける場合がありますが、4〜6週間程度の間隔で3~5回ほど受けていただくことでより効果を実感頂けることが多いです。ニキビ跡の治療を主な目的として行う場合、1回で効果を感じることは難しいので、複数回の施術を最初から見込んでいただくのが良いでしょう。

 

レイクタウンクリニックでは3回・5回のコース設定があり、1回ずつ施術を受けるよりもお得になっているため、複数回の施術を是非ご検討ください。

これまでダーマペンのメリット・デメリットやよくある質問について記載してきました。しかしダーマペンは全ての人が受けられる施術ではありません。ではどのような人がダーマペン施術を受けることができないのでしょうか。

 

 

ダーマペンを受けられない方

 

下記に該当する方は、ダーマペン4をお受けいただくことができません(一部を記載しております)。

 

・妊娠・授乳中の方

・重度のニキビがある方

・ケロイド体質の方

・金属アレルギーのある方

 

また、上記の他にも、ダーマペンの施術を受けられない場合がございますので、詳しくはカウンセリング・診察時にご相談ください。

 

 

まとめ

 

今回はダーマペンの施術や期待できる効果、実際に施術を受ける際の流れなどについて解説しました。

ダーマペンはニキビ跡の治療目的だけでなく、小ジワ治療や美肌効果など様々な効果が期待できる施術です。とくにPRX-T33を組み合わせたヴェルベットスキンは薬剤による効果も合わさった人気の施術となっています。またダウンタイムも長過ぎず翌日から化粧可能である点など、受けるためのハードルが高過ぎない施術です。気になっているかたは、ぜひ当院のカウンセリングを受けてみてください。

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